地方版総合戦略策定の立案の仕方については、手引があり、その内容を以前の記事にまとめました。
その中で、「地方版総合戦略」と、もともと地方自治体で「総合計画」を立てています。
この計画の関係性はどうしたらいいのでしょうか?基本的には別に策定しよう!ということです。
ただ、自治体の立場にたつと、総合計画の一部が地方版総合戦略となるような体系化が求められるのではないでしょうか。
と以前の記事の内容を引用しましたが、実際には地方自治体ではどのような「地方版総合戦略」を立てているのでしょうか? すでにいくつのかの自治体が戦略を発表しています。今回は塩尻市の「地方版総合戦略」と「総合計画」の目次を対比してみます。
マップの右側が「総合計画」で左側が「地方版総合戦略」です。
この対比によると、既存の「総合計画」から無くなって、新しい「地方版総合戦略」で増えたものがあります。
◯無くなったもの →★のところ
◯増えたもの →!のところ
一言で言って、
生涯現役で社会貢献できる仕組みの構築 が シニア世代の就労促進 になったようです。
塩尻市に限ったことではないでしょうが、地方は人不足が深刻で、シニアが社会貢献全般をやればいいということから、シニア世代も就労してもらわないと、地方の仕事が回って行かないということなのでしょう。
まち・ひと・しごとで、シニア層のひとへの期待が大きいですね。
他の自治体の計画でも変更点を探して行きたいと思います。